NEWS

  • TOP
  • お知らせ
  • 建てる前に知っておきたい!コンクリート住宅の費用と注意点
2025.05.16
災害に強い家

建てる前に知っておきたい!コンクリート住宅の費用と注意点

1. なぜいま、軽井沢でコンクリート住宅が選ばれているのか?

避暑地・別荘地として根強い人気を誇る軽井沢。東京から新幹線で約1時間とアクセスが良好でありながら、夏は涼しく、四季の美しさを堪能できるこの土地には、毎年多くの方が「理想の別荘」を求めて訪れています。そんな軽井沢で近年注目を集めているのが、「コンクリート住宅」です。

 

これまでの別荘といえば、木のぬくもりを感じるログハウスや木造建築が主流でしたが、なぜ今、コンクリート住宅のニーズが高まっているのでしょうか? その背景には、軽井沢という土地ならではの特性と、コンクリート住宅の持つ機能性のマッチングがあります。

 

まず挙げられるのが、気候に対する強さです。軽井沢は標高約1000メートルに位置し、冬は氷点下10度を下回ることもあります。こうした厳しい寒さや積雪に対して、コンクリート住宅は非常に強い耐性を持っています。断熱性・気密性の高い設計がしやすく、室内温度を一定に保つ性能に優れているため、冬でも快適な生活空間を実現できます。

 

次に見逃せないのが、耐久性と防火性です。コンクリートは劣化しにくく、50年、100年という単位で建物の寿命を考えられる素材です。別荘を「自分たちの楽しみの場」としてだけでなく、将来的に子世代への資産として残したいと考える人にとっては、大きな魅力となるはず。また、木造に比べて火災のリスクが圧倒的に低く、万が一の災害時にも安心感があります。

 

さらに、意外と知られていない利点として「プライバシー性の高さ」が挙げられます。コンクリートの壁は防音性に優れており、外の音を遮断し、また自分の生活音も外に漏れにくいため、近隣の目を気にせず静かな時間を楽しめます。軽井沢のように自然に囲まれた環境では、静寂が何よりの贅沢。そんな環境を最大限に生かせる素材として、コンクリート住宅は再注目されているのです。

 

そして最後に、デザイン性の自由度です。コンクリート住宅と聞くと、無機質で冷たい印象を持つ方も多いかもしれませんが、近年はデザイン性に富んだ建築も多く見られます。大開口の窓、吹き抜けのリビング、直線的で洗練された外観など、自然と調和する美しいデザインが可能です。自然の景色を一枚の絵画のように切り取ることができるのも、強度のある構造体をもつコンクリート住宅ならでは。設計の自由度が高いため、「自分らしい特別な空間」を実現したい人にとっては、理想的な選択肢と言えるでしょう。

 

このように、軽井沢という土地の特性をふまえると、コンクリート住宅が選ばれているのにはしっかりとした理由があります。価格だけでなく、住み心地・安全性・将来性といった“暮らしの質”を重視する人たちが、いまコンクリート住宅に惹かれているのです。

 

 

2. コンクリート住宅の価格相場とは? 〜軽井沢エリアの実例付き〜

「コンクリート住宅って、やっぱり高いのでは?」という疑問は、コンクリート造の別荘に興味を持つ方の多くが最初に抱くものです。確かに木造住宅と比べると初期費用は高くなる傾向がありますが、その価格にはしっかりと理由があります。ここでは、軽井沢で別荘を建てる際のコンクリート住宅の価格相場について、実際の目安や他の構造との比較も交えながら詳しく見ていきましょう。

 

まず、もっとも気になる坪単価の目安です。

コンクリート住宅の坪単価は、建物の仕様やデザイン性によって大きく変動しますが、軽井沢エリアではおおよそ「90万円〜150万円/坪」が一般的な目安となります。これは都心部よりやや高めに感じるかもしれませんが、その理由の一つに「寒冷地仕様」の追加コストがあります。断熱材の性能向上や、基礎・屋根構造の強化、融雪対策といった寒冷地特有の施工が必要になるため、同じ延床面積でも内訳が異なってくるのです。

 

例えば、延床面積30坪(約100㎡)の別荘を建てるとした場合、

  • ・坪単価100万円 × 30坪 = 約3,000万円

・坪単価120万円 × 30坪 = 約3,600万円

というように、3,000〜4,000万円前後が一つの目安になります(※土地代は含まず、建物本体価格)。

 

次に、構造別に価格感を比較してみましょう。

  • ・木造住宅(在来工法):おおよそ「70〜100万円/坪」
  • ・鉄骨住宅(軽量・重量):おおよそ「80〜130万円/坪」

・鉄筋コンクリート造(RC造):おおよそ「90〜150万円/坪」

 

こうして見ると、木造に比べてRC造は坪単価で20〜40万円程度高くなるケースが多いですが、その分、耐久性やメンテナンスコストに優れるため、長い目で見たときのコストパフォーマンスは高いと言えます。

 

では、実際の軽井沢での事例はどうでしょうか。
ある建築会社が手掛けた軽井沢のコンクリート住宅では、延床面積40坪で建築費用が約4,800万円(坪単価120万円)というケースがありました。これは、天井高を確保しつつ、断熱性能を強化し、さらに地下収納とガレージを併設した設計でした。別の事例では、シンプルな平屋タイプで延床面積28坪・建築費用2,800万円(坪単価約100万円)という実績もあります。設計の自由度と要望の多さによって、価格は大きく変動することがよくわかります。

 

また、建築コストだけでなく、「外構工事」や「造成費」などの付帯費用も軽井沢では重要です。傾斜地や樹木の多い土地での造成や伐採が必要になるケースもあり、これらが数百万円単位で加算されることもあります。そのため、「坪単価×延床面積」だけでなく、総予算として4,000〜6,000万円前後を見積もるのが現実的なケースが多いのです。

 

コンクリート住宅の価格の背景には、高性能な断熱材、安全性、自由な設計、そして寒冷地での快適な暮らしという“見えない価値”が詰まっているということを、ぜひ知っておいてください。

 

 

3. コンクリート住宅にかかるコストの内訳と、見落としがちな追加費用

「コンクリート住宅の価格が高いのはわかったけど、その内訳ってどうなっているの?」
実際に建てる段階になると、予算管理の面でもっとも重要になるのが「どこにいくらかかるのか」という詳細なコスト構造です。特に軽井沢のような特殊な環境では、一般的な都市部と違って想定外の出費が発生することもあります。ここでは、コンクリート住宅にかかる主な費用項目と、見落としがちな追加コストについて解説します。

 

まず基本となるのが、「本体工事費」と「付帯工事費」の2つの区分です。

  • ・本体工事費:建物そのものにかかる費用(基礎、構造体、屋根、内装、断熱など)

・付帯工事費:建物以外の準備や整備にかかる費用(土地の造成、外構、水道引込、給排水設備など)

 

一般的に、建築費用の70〜80%が本体工事費、20〜30%が付帯工事費とされますが、軽井沢のような地形やインフラの整備状況によっては、このバランスが大きく崩れることもあります。

 

1. 地盤調査・基礎工事のコスト

軽井沢の土地は傾斜地や火山性の地盤が多く、地盤改良や杭打ち工事が必要になるケースがあります。これらは土地を購入した後でないと正確な費用が出ないため、数十万円〜数百万円の予備費を想定しておくのが安全です。また、寒冷地では「凍結深度」を考慮した基礎が必要なため、基礎工事自体が高額になる傾向もあります。

 

2. 高性能な断熱材・サッシの採用

コンクリート住宅の弱点である「熱の伝わりやすさ」を補うため、軽井沢では高性能な断熱材やトリプルガラスサッシが採用されることが一般的です。これにより冷暖房効率が上がり、快適性が向上しますが、断熱材のグレードによっては数十万円〜100万円以上のコスト増になることもあります。

 

3. 設備仕様による価格変動

キッチンやバスルーム、床暖房、太陽光発電、蓄電池など、ライフスタイルに合わせた設備選びも価格を左右する要因です。とくに別荘では「非日常の快適さ」を求めてグレードの高い設備を選ぶ傾向が強く、結果として1,000万円単位で予算が上振れすることも。特注の家具や造作棚なども、コスト増につながります。

 

4. 外構・植栽・ガレージなどの付帯工事費

建物以外にかかる費用として意外と大きいのが「外構工事」です。傾斜のある敷地では擁壁や階段、排水処理などが必要になることもあり、外構だけで500万円を超えることも珍しくありません。また、別荘としての利便性を考えると、車2台以上が駐車できるスペースやカーポート・ガレージの設置も視野に入れる必要があります。

 

5. 設計監理料・諸経費・税金

忘れてはいけないのが、設計士への設計監理料(本体価格の10〜15%程度)や、登記費用、火災保険、固定資産税といった法定経費です。これらは建物本体とは別に必要な支出であり、特に軽井沢は固定資産税が高めになる傾向があるため、維持コストとしても考慮しておく必要があります。

 

これらすべてを踏まえると、たとえ「建物本体は3,000万円」と言われていても、総額では4,000万円〜5,000万円以上になるケースは非常に多いです。

 

つまり、「コンクリート住宅は高い」というよりも、「要望に応じて費用の幅が大きくなる」と理解する方が正確かもしれません。

 

軽井沢でコンクリート住宅を建てる場合、価格の表面的な数字だけでなく、「どこにどれだけの費用がかかるのか」を丁寧に把握することが、納得感のある家づくりの第一歩になります。

 

 

4. 価格だけじゃない! コンクリート住宅の本当の価値とは?

これまでの章では、コンクリート住宅の価格やコスト構造について詳しく見てきました。しかし、住宅というのは単なる「箱」ではなく、人生の中で多くの時間を過ごし、思い出を重ねる「空間」です。だからこそ、初期コストの高低だけでなく、その先に得られる安心感や満足感を含めた“本当の価値”にも目を向けることが大切です。とくに軽井沢のような特別なロケーションでは、価格以上に長期的な視点が問われるのです。

 

1. 長く使える耐久性は、資産価値を支える

コンクリート住宅が高い評価を受ける理由の一つに、「圧倒的な耐久性」があります。木造住宅が法定耐用年数22年(※税制上の目安)なのに対し、鉄筋コンクリート造は47年。実際には、適切なメンテナンスを行えば50年、100年と使い続けられることも珍しくありません。これにより、単に「今住む家」という位置づけを超えて、「次の世代にも受け継げる資産」としての意味を持ちます。

 

特に軽井沢では、別荘として数年に一度しか使われない家も多く、時間が経つほどに老朽化が進みやすいという課題があります。コンクリート住宅であれば、風雨・湿気・紫外線といった自然条件にも強く、劣化のスピードが遅いため、将来のリフォーム費用や売却時の資産価値にも好影響を与えるのです。

 

2. メンテナンスコストが低く抑えられる

建物の維持費は、長期的に住むうえで非常に大きな負担になります。木造の場合は、シロアリ対策や外壁の再塗装、屋根の防水工事など、10年単位で数十万円〜百万円単位のメンテナンス費用が発生します。

 

一方で、コンクリート住宅は、構造そのものが劣化しにくく、塗装や張替えなどの頻度が少ないのが特長です。もちろんゼロではありませんが、50年スパンで見れば、メンテナンスコストの差は数百万円規模になることも。最初にかかる建築費が高めでも、こうした維持費をトータルで見ると「割高どころか、むしろ経済的」という評価も可能です。

 

3. 災害に強く、心のゆとりを生む安心感

近年、日本では地震や台風など自然災害のリスクが高まっています。コンクリート住宅は、鉄筋で補強された頑丈な構造を持ち、地震・強風・火災といった災害への耐性が非常に高いのが大きな特徴です。

 

特に軽井沢のように山間部にある地域では、突風や積雪による被害も想定されるため、防災性能は大きな安心材料となります。

 

また、火災に関しても、木造は「燃える素材」であるのに対し、コンクリートは不燃材料。延焼リスクが極めて低く、万が一のときも家が焼け落ちる可能性が低いという点も安心感につながります。

 

4. “非日常”をつくるデザイン性と静けさ

軽井沢の別荘で多くの人が求めるのは、「都市の日常から離れた、静かな時間」です。コンクリート住宅は、遮音性が非常に高く、外の音を遮断し、自分の生活音も外に漏れにくい構造になっています。そのため、別荘での静寂を大切にしたい方にとっては大きな魅力です。

 

さらに、打ちっぱなしコンクリートの美しい意匠性や、素材の重厚感は、木造住宅では得られない洗練された雰囲気を演出します。大きな開口部から四季の移ろいを楽しめる設計や、斜面地を活かした立体的な間取りなど、デザインの自由度の高さもコンクリート住宅ならではの魅力です。

 

このように、「価格が高い」という表面的な印象の裏には、“安心・快適・資産価値”という3つの大きなリターンが隠れています。

 

軽井沢のように自然の中で過ごす時間を大切にしたい方にとって、コンクリート住宅はただの建物ではなく、「時間を守り、価値を蓄える空間」と言えるのではないでしょうか。

 

 

5.地震に強い家をお考えなら
大震災でも窓ガラス1枚も破損しなかった「強い家」を「手の届く価格」で建てられるエクシエにお任せください。

 

長野県佐久市にある一級建築施工管理技士のいるエクシエでは、「地震に強い家」を「手の届く価格」で建てられる次世代コンクリート住宅「コ・クリエ」をご提供しています。

 

【災害に強い特徴】

①大震災でも窓ガラス1枚も破損しない

②土砂災害でも流されない

③火事が燃え移らない

 

「地震に強い家」が建築費2,000万円~建てられ、こだわりのデザイン、選べる豊富なデザインパターンをご用意しております。

主要構造体も業界最長の35年保証もあり安心です。

 

また、地元の工務店だからこそ長野の寒さに対応したあったか住宅づくりにこだわります。断熱性や気密性は快適に暮らすための最重要項目です。

 

エクシエは、お客様の予算に応じて、最適な住宅設計をご提案。豊富な経験と独自のセンスを活かし、あなたが思い描く理想の住宅を現実に変えることをお約束します。

 

 予算に合わせた地震に強い家のご相談は、ぜひエクシエにお任せください。

オンラインでもご相談可能です。

 

次世代コンクリート住宅「コ・クリエ」の詳細はこちらからご確認ください。

次世代コンクリート住宅CO.CRIE

カテゴリから探す