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2025.05.21
災害に強い家

後悔しないために!コンクリート住宅のデメリットとその対策まとめ

第1章:冬の寒さがこたえる?断熱性と結露の問題

コンクリート住宅は、その頑丈さやスタイリッシュな外観から、多くの人が「憧れの家」として注目しています。特に軽井沢のような別荘地では、モダンなコンクリート打ちっぱなしのデザインが自然に映え、都会的で洗練された雰囲気を演出してくれます。しかし、その一方で見落とされがちなのが、「寒冷地における断熱性の弱さ」と「結露リスク」の問題です。

 

まず前提として、コンクリートは熱伝導率が高い=熱を通しやすい素材です。これは夏の冷気や冬の暖気を外へ逃がしやすく、外気の影響を受けやすいということを意味します。軽井沢のように冬の最低気温が氷点下を大きく下回る地域では、外壁が冷たくなりすぎて室内の熱が逃げやすく、断熱性の低いコンクリート住宅は非常に寒く感じることがあります。

 

もうひとつが、結露の問題です。外が極端に冷えて、室内が暖房で暖かくなると、暖かく湿った空気が冷たいコンクリートの壁や窓で急激に冷やされ、空気中の水分が水滴となって現れます。これが結露です。特に内断熱が十分でない場合、壁内部にまで湿気が入り込み、カビの発生や構造体の劣化を引き起こす可能性もあります。

 

では、こうした問題をどうやって回避すればよいのでしょうか? 答えは明確で、設計段階での断熱対策が最も重要です。たとえば、断熱材を建物の外側に配置する「外断熱工法」は、コンクリートそのものを寒さから守ることで、温度差による結露の発生を抑える効果があります。また、窓まわりには高性能な断熱サッシや二重窓を導入することで、外気の影響を減らすことができます。

 

さらに、換気計画も非常に重要です。最近では、熱交換式の24時間換気システムを導入することで、室内の湿度を一定に保ちつつ、外気との空気の入れ替えを効率的に行うことができます。これにより、室内の空気がこもらず、結露の発生も抑えることができます。

 

軽井沢のような寒冷地にコンクリート住宅を建てる場合は、「見た目」や「耐震性」だけでなく、快適に過ごせる断熱・防露の工夫がされているかをよく確認することが大切です。たとえ外観が美しくても、冬場に「こんなに寒いとは思わなかった」と後悔してしまっては本末転倒です。

 

設計士や工務店に相談する際は、「軽井沢の冬に対応した断熱性能をどう確保するのか?」という視点で、UA値(外皮平均熱貫流率)などの数値的な性能指標を確認するのも一つの方法です。実際の施工事例を見せてもらい、どれだけの断熱・結露対策がされているかをチェックすることで、冬でも快適な別荘ライフに一歩近づくことができます。

 

 

第2章:予算オーバーの落とし穴?建築コストと工期

「せっかくの別荘だから、こだわりのデザインにしたい」──そんな思いから、コンクリート住宅を選ぶ方は少なくありません。特に軽井沢のような高原リゾートでは、自然と調和しながらも存在感を放つコンクリート建築が好まれます。しかし、理想に近づこうとすればするほど直面するのが、予算と工期の問題です。

 

まず、最も大きな壁となるのが建築コストの高さです。コンクリート住宅は、木造住宅に比べて材料費・人件費ともに高額になる傾向があります。特に打ちっぱなしのコンクリートデザインを採用する場合、美観を保つためには高度な施工技術が求められ、仕上げにも時間と費用がかかります。結果として、坪単価は木造よりも20〜50%高くなるケースも珍しくありません

 

また、コンクリートは型枠を組んでからコンクリートを流し込み、固まるまでに時間を要するため、施工期間が長引くという特徴もあります。軽井沢のような寒冷地では、冬場の工事が制限されることが多く、季節によっては工事がストップする可能性もあります。これにより、予定よりも完成が遅れ、「夏に使いたかったのに間に合わなかった…」という事態にもなりかねません。

 

さらに、土地の造成や基礎工事にもコストがかさむことがあります。コンクリート住宅は重量があるため、しっかりとした地盤対策や基礎設計が必要不可欠です。軽井沢エリアは地形が複雑な場所も多く、場合によっては追加の地盤改良費が発生するケースもあります。これは見積もり段階では分かりにくい部分でもあり、契約後に「予算オーバーだった…」と頭を抱える方もいます。

 

こうした問題を防ぐために大切なのが、最初の予算計画と信頼できる施工パートナー選びです。建築費だけでなく、外構工事や家具・照明、さらには登記費用や税金まで含めた「総予算」を早い段階で把握し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。

 

また、コンクリート建築に強い設計士や工務店を選ぶことで、無駄を省きながらコストを抑える工夫ができることもあります。たとえば、型枠の再利用やプレキャストコンクリートの活用など、施工の工夫によってコストと工期のバランスをとる方法もあります。打ち合わせの段階で「このデザインはどのくらいコストに影響するか」「工期を短縮する方法はあるか」などを具体的に聞いておくと、安心感がまったく違います。

 

理想のコンクリート住宅を軽井沢に実現するためには、見た目や性能だけでなく、コストとスケジュールにも現実的な目線を持つことが欠かせません。あらかじめ「どこまでこだわるか」「どこは割り切るか」というラインを明確にしておくことで、後悔の少ない家づくりが可能になります。

 

 

第3章:デザイン重視が裏目に?設計・将来の柔軟性

コンクリート住宅の魅力は、その圧倒的なデザイン性にあります。打ちっぱなしの無機質な質感、直線的でシャープな輪郭、開放的な大開口──まさに「建築美」を感じさせる空間です。軽井沢のような自然豊かな場所では、その無機質さがかえって周囲の緑と調和し、非日常的な別荘としての存在感を引き立てます。

 

しかし、こうしたデザイン性の高さの裏には、「柔軟性の低さ」という大きな課題が潜んでいます。特に意識したいのが、間取りの自由度の少なさ将来的なリフォームの難しさです。

 

コンクリート住宅の多くは「壁式構造」と呼ばれる構造形式を採用しています。これは、柱や梁の代わりに壁自体が建物の構造を支えるという工法です。壁が構造体になっているということは、その壁を取り払って間取りを変えることが困難であることを意味します。たとえば、10年後に部屋を1つ増やしたくても、壁が構造上の役割を持っていれば簡単には動かせません。

 

窓の位置や大きさも制約を受けやすく、採光や風通しを後から調整するのも難しい場合があります。別荘とはいえ、将来的に家族構成が変わったり、用途が変化したりする可能性は十分にあります。最初は夫婦2人で使っていたのに、のちに子どもや孫と一緒に過ごす場面が増えるかもしれません。そんなとき、間取りの柔軟性がない家は、意外と不便に感じることもあるのです。

 

また、設備系のリフォームにも注意が必要です。水回りや電気系統の配線・配管を変更する際、コンクリート壁や床に穴を開けたり、はつったり(削ったり)する必要が出てくるため、工事の手間とコストが木造に比べて格段に高くなるケースがあります。デザイン性を重視するあまり、後の使い勝手を犠牲にしてしまうことは、別荘という長期利用を前提とした建物においてはリスクになり得ます。

 

では、こうした課題にどう対応すればいいのでしょうか。まずひとつは、設計段階から「将来的な可変性」を見据えたプランニングを行うことです。たとえば、間仕切りの少ないワンルーム風の設計にしておき、後から可動式の壁や家具で空間を区切るという方法があります。また、あらかじめ構造上移動できない壁と、そうでない壁を明確にしておけば、リフォームの自由度も確保しやすくなります。

 

さらに、コンクリート住宅に慣れた設計者や施工者を選ぶことも重要です。彼らは構造やメンテナンスに関する知見が深く、「どの範囲までなら将来変更が可能か」「可変性を保ったデザインをどう実現するか」についても具体的な提案をしてくれます。“カッコいいけど将来に不安がある”という状況を避けるには、施工前の設計打ち合わせがカギを握るのです。

 

美しさや非日常性を追求したいコンクリート住宅だからこそ、使い勝手や将来の使い方について、現実的に考えることがとても大切です。特に軽井沢のような「年に数回しか使わない」別荘は、何十年も先のライフスタイルの変化を想定したうえで、柔軟性のある住まいを目指すことが、結果的に満足度の高い別荘ライフにつながります。

 

 

第4章:ひび割れや水染み…意外と手がかかる?メンテナンスと劣化対策

「コンクリート住宅=頑丈で長持ち」──このイメージを持つ方は多いのではないでしょうか?

確かに、耐震性・耐火性・耐久性に優れたコンクリート住宅は、構造体そのものは非常に長寿命です。しかしそれは「何もしなくていい」という意味ではありません。コンクリート住宅には、独自のメンテナンス課題があり、放置すると見た目も性能も損なわれてしまう可能性があるのです。

 

まず気をつけたいのが、クラック(ひび割れ)です。コンクリートは乾燥や温度変化、地盤の微細な動きなどによって、どうしても表面に細かなひび割れが発生します。特に「打ちっぱなし仕上げ」のように仕上材を使わないスタイルでは、少しのひびでも目立ちやすく、建物の印象を損なってしまうことがあります。

 

これらのクラックは、構造的な問題に直結しないケースも多いですが、油断は禁物です。ひび割れから雨水が染み込み、内部の鉄筋が錆びると“爆裂”という深刻な劣化現象が起こることもあります。表面的な問題に見えて、放置すれば構造の寿命にも関わってくるため、定期的な点検と補修が欠かせません。

 

次に注意したいのが、水分による汚れやカビ・苔の発生です。軽井沢のように湿度が高く、雨や雪も多い地域では、コンクリート表面に雨染みや緑色の苔が出てきやすくなります。特に日当たりの悪い北側の壁や軒下などでは、長期間にわたって湿気が残りやすく、見た目の劣化が進みやすいのです。

 

さらに、コンクリートは一度劣化が進行すると、補修に専門的な知識と費用が必要になるという点も見逃せません。たとえば、外壁の撥水剤や保護塗装は10〜15年程度で効果が薄れてくるため、定期的な再塗装が推奨されます。しかし、打ちっぱなしの美観を保つためには「透明で高機能な塗料」などが必要になり、コストが木造住宅に比べて高くつく傾向があります。

 

また、外壁に使用する撥水材や仕上げ剤によっては、メンテナンスが難しい製品もあり、取り扱いに慣れた施工会社でなければ対応できないこともあります。これにより、いざというときに補修の手配に時間がかかったり、費用が想定以上に膨らんだりすることもあるのです。

 

では、こうしたメンテナンスの負担を減らすためには、どのような対策があるのでしょうか?

ひとつは、設計時に「将来の維持管理」を見越した素材選びと仕上げの工夫を行うことです。完全な打ちっぱなしではなく、メンテナンスしやすい塗装仕上げや、撥水性のあるトップコートを併用することで、劣化スピードを抑えることが可能になります。

 

定期点検をルーティン化することも重要です。ひび割れの有無、水染みの拡がり、外壁表面の撥水効果などを数年おきに確認し、必要に応じて早めに補修を行うことで、大きな劣化を未然に防げます。特に別荘の場合、「年に数回しか訪れない」ことで劣化のサインを見逃しやすいため、地元のメンテナンス業者と連携し、定期チェックを依頼しておくと安心です。

 

コンクリート住宅はたしかに「丈夫」ではありますが、それは「放置しても大丈夫」という意味ではありません。特に軽井沢のような湿度・寒暖差の大きい地域では、定期的なメンテナンスが“美しさと性能を長持ちさせるカギ”になります。建てたあとも愛着を持って住み続けられるよう、事前に「どんなメンテナンスが必要か」「誰に頼めるか」を考えておくことが、後悔しない家づくりへの一歩です。

 

 

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