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2025.08.27
災害に強い家

知らないと損!災害に強い家を建てるための「間取り設計」5つの視点

第1章:災害に強い家づくりにおける「間取り」の重要性とは?

「災害に強い家」というと、多くの人がまず思い浮かべるのは「頑丈な構造」や「強固な基礎」、「耐震性能の高い建材」といったハード面の対策ではないでしょうか?


もちろん、それらは家を災害から守るうえで非常に重要な要素です。しかし、見落とされがちなのが、「間取りそのものが災害対策になる」という考え方です。

 

特に、軽井沢のような自然豊かな土地に別荘を建てる場合、都市部と比べて自然災害の影響を直接受ける機会が多く、災害時の避難行動や安全確保において、「間取りの良し悪し」が生死や資産の損害に直結する可能性すらあるのです。

 

■ なぜ「間取り」が災害対策にとって重要なのか?

災害時、人が最も必要とするのは「速やかに安全を確保できること」です。そのためには、どんなに建物が丈夫であっても、「逃げられない間取り」では意味がありません。たとえば、寝室が奥まった場所にあり、そこから外に出るために廊下をぐるっと回らなければならない、ドアが多くて開閉に時間がかかる、というような間取りでは、地震や火災時に大きなリスクとなります。

 

一方で、避難動線がシンプルで、どの部屋からもすぐに外へ出られる構造であれば、それだけで家族の安全性は大きく向上します。

 

また、家族構成や滞在スタイルに応じてリスクを分散できる間取りにすることも災害対策の一つです。たとえば二世帯で利用する場合、別々のエリアにトイレや寝室を配置しておけば、どちらかが使えなくなってももう一方が代替として機能するという「バックアップ」の考え方が活きてきます。

 

■ 軽井沢のような別荘地だからこそ、“災害に備える間取り”が必要

軽井沢はその美しい自然と穏やかな気候で知られる人気の別荘地ですが、同時に自然の厳しさとも隣り合わせです。特に注意すべきなのが、

 

・地震による倒壊・家具転倒のリスク

 

・台風による強風と飛来物

 

・冬場の積雪や凍結

 

・土砂災害や河川の氾濫

 

などです。こうしたリスクに対して、間取りの工夫でできることは意外にも多くあります。

 

例えば、

・寝室や子ども部屋を1階に置かない(津波・土砂災害時のリスク軽減)

 

・階段や廊下の幅を広くとる(避難しやすくする)

 

・ガラスの多いリビングは風向きに配慮する位置に配置する(台風対策)

 

・ストックルームや防災倉庫を家の中心に近い場所に設置する(非常時の物資確保)

 

など、災害への対応力は、設計段階の「間取りの工夫」で大きく差がつきます。

 

■ 「普段の快適性」と「非常時の安全性」をどう両立させるか?

もう一つ大切なのが、快適性とのバランスです。いくら安全性が高くても、日常使いが不便だったり、見た目に魅力を感じられなければ、別荘としての価値は半減してしまいます。

つまり、災害対策としての間取りは、「いざという時の備え」でありながら、「普段の暮らしにもなじむ」必要があるのです。

 

たとえば、

・開放的な窓と広いリビングは、普段はリラックスの空間に

 

・しかし、緊急時はガラス飛散を防ぐ工夫(飛散防止フィルムなど)をプラス

 

・コンパクトにまとめた水回りは、普段の掃除がラクなだけでなく、災害時にも一か所で対応しやすい設計

 

こうした工夫をすることで、日常と非常時を切り離すのではなく、重ねる発想が生まれます。

 

「間取り」は、単なる“使いやすさ”や“デザイン性”の話にとどまらず、
命を守り、安心を届ける設計の中核要素です。

 

特に軽井沢のような自然の中で過ごす別荘では、「非日常を楽しむ空間」であると同時に、「想定外に備える空間」としての意識が必要不可欠です。

 

災害に強い家をつくる第一歩は、構造や工法の話よりもむしろ、「どんな間取りにするか?」という視点から始まるのかもしれません。

 

 

第2章:軽井沢の災害リスクと、それに対応する間取り設計のポイント

別荘地として根強い人気を誇る軽井沢は、豊かな自然と清涼な気候、首都圏からのアクセスの良さが魅力です。しかし、その自然の美しさの裏には、災害リスクという側面も潜んでいます。軽井沢で別荘を建てる際には、この土地特有の災害リスクを正しく理解し、それに対応する「間取りの工夫」が重要です。

 

ここでは、軽井沢で考慮すべき主な災害リスクと、それぞれに対する間取り設計上のポイントを解説していきます。

 

■ 地震リスクへの備え:構造+間取りで安全性を高める

軽井沢町は長野県東部に位置し、周囲には活断層が多数存在しています。中規模〜大規模な地震が過去にも発生しており、今後も地震のリスクがゼロになることはありません。

 

間取り設計の観点から見ると、以下のような配慮が必要です。

 

・重たい家具を置く部屋(書斎、リビングなど)を、避難動線から遠ざける
 → 地震時の転倒リスクを避け、安全な通路を確保するため。

 

・寝室をなるべく1階に配置し、すぐ外へ出られるように
 → 地震後の避難をスムーズにし、階段を使う必要がなくなる。

 

・間仕切りを極端に多くしない。空間の広がりと動線の柔軟性を確保
 → 扉や狭い通路が多すぎると、揺れの中で移動しづらくなる。

 

また、構造体と間取りのバランスが悪いと、建物にねじれや負荷がかかり、耐震性が落ちてしまうケースもあります。プランニング段階で、設計士と「間取りと構造の整合性」をしっかり話し合うことが大切です。

 

■ 台風・強風への配慮:窓の位置と開口部の工夫がカギ

軽井沢は標高が高く、台風が直撃することは比較的少ないものの、強風の通り道になる地形では突風による被害が起きやすいです。さらに、森林に囲まれた立地では、倒木や飛来物にも注意が必要です。

 

そこで注目すべき間取り設計のポイントは、

・大きな窓(特に南面)は、風の通り道を避けた位置に設置する
 → 必要であればシャッターや飛散防止フィルムも検討。

 

・玄関や掃き出し窓などの開口部は、風が集まりにくい“建物の裏側”に設ける
 → 風圧の影響を減らし、万が一のガラス破損を防ぐ。

 

・風向きや風の流れを考慮したL字型・コの字型の間取り
 → 建物に風が直撃しない構造になり、全体の耐風性が高まる。

 

軽井沢では特に、別荘を長期間空けることが多いため、不在時の風災対策としても「風を受けにくい設計」が有効です。

 

■ 土砂災害・浸水への対策:地形と敷地配置を活かす間取りに

軽井沢周辺には丘陵地や傾斜地が多く、場所によっては土砂災害警戒区域に指定されていることもあります。地盤の弱いエリアや、斜面下に建つ建物は特に注意が必要です。

 

間取り設計における工夫としては、

・居住スペースは敷地の高い位置、または2階以上に配置
 → 土砂が流入した場合のリスクを回避。

 

・水回りや収納は、浸水のリスクが低い場所に分散配置する
 → 全体が使えなくなることを防ぐ“フェイルセーフ”設計。

 

・山側の壁面には開口部を最小限にし、万が一の流入に備える
 → 地形を活かして“守る側”と“開く側”を明確に分ける。

 

さらに、ハザードマップを活用した土地選びと、地盤調査の実施も必須です。リスクの少ない土地を選ぶことで、そもそも「間取りで守るべき課題」が減ることもあります。

 

■ 積雪・寒冷地対策:暮らしやすさと機能性の間取り

軽井沢は冬に積雪が多く、冷え込みも厳しい地域です。そのため、災害というより「気候トラブルによる不便さ」への対処が求められます。

 

・玄関周辺に風除室を設ける(雪や寒風の吹き込みを防ぐ)

 

・ユーティリティスペースをまとめて設計し、凍結対策を簡略化

 

・屋根の落雪を考慮し、人が通る場所から外す配置

 

・暖房設備や薪ストーブを設置する場合、その周辺を居室から適度に離すなど火災対策も意識

 

こうした「軽井沢ならでは」の条件を踏まえることで、快適性と災害対策を両立できる間取りが見えてきます。

 

軽井沢での別荘建築は、自然の恵みと向き合う楽しさと同時に、リスクに応じた備えをどう暮らしに組み込むかが重要なテーマです。

そしてその答えは、「構造」だけではなく、日常の動線や使い勝手に直結する“間取り”の中にあるのです。

 

どんな自然災害が起きても慌てずにすむよう、軽井沢の特性をよく理解した間取り設計を意識することが、「安心して過ごせる別荘」への第一歩となります。

 

 

第3章:災害に強い間取りの実例とアイデア集【軽井沢別荘編】

「災害に強い間取り」と聞くと、堅苦しくて味気ない家を想像してしまうかもしれません。
ですが実際には、快適性とデザイン性を両立させながら、安全性を高める工夫はたくさんあります。

 

特に、軽井沢のような自然豊かな別荘地では、「自然を楽しむ開放感」と「万が一に備える安心感」のバランスが何より大切です。
この章では、そうした両立を叶えるための実例と間取りアイデアを具体的にご紹介していきます。

 

■ 1. 家族の命を守る「避難動線を意識した間取り」

災害時にまず求められるのが、「すばやく外に逃げられる」こと。
そのためには、家のどこにいても玄関や非常口へすぐアクセスできる動線が必須です。

 

たとえば、

・L字型やコの字型の平屋は、どの部屋からも中心の廊下や玄関に出やすく、避難がスムーズ。

 

・寝室やリビングから直接外に出られるウッドデッキや掃き出し窓を配置することで、非常口の役割を果たす。

 

・廊下の幅を広めにとる(最低90cm以上)ことで、停電時や家具転倒時でも移動しやすくなる。

 

避難のしやすさは、特に高齢の家族や小さな子どもがいる場合に大きな安心材料となります。

 

■ 2. 災害時の生活を支える「ゾーニング」の工夫

ゾーニングとは、空間の用途をエリアごとに明確に分ける設計手法です。
災害時にも使いやすい間取りにするには、このゾーニングが重要なカギになります。

 

具体的には、

・水回りを一か所に集中させ、点検や修理をしやすく
→ 凍結や断水時、どこに問題があるかを把握しやすく、応急対応も簡単。

 

・備蓄スペースは、玄関近くや寝室の近くに配置
→ 地震の直後や夜間の避難時にも、必要な物資をすぐに持ち出せる。

 

・二世帯や複数家族で使う場合は、生活空間を緩やかに分離
→ 片方のスペースが被害を受けた場合、もう片方をバックアップ拠点として使える。

 

軽井沢の別荘では、「非日常のくつろぎ空間」と「機能的な生活エリア」の切り分けがしやすいため、防災視点でもゾーニングの効果は大きいです。

 

■ 3. “もしも”の備えになる「多機能スペース」の活用

限られたスペースの中で災害に備えるには、一部屋で複数の役割を果たす工夫が有効です。

 

例えば、

・書斎兼備蓄収納スペース
→ 普段は静かな作業空間として使用しつつ、非常食やラジオなどを収納しておける。

 

・土間玄関に断水時用の簡易トイレを収納
→ 床下や収納スペースに保管しておくと、いざというときにサッと取り出せる。

 

・吹き抜け下の空間を「サブリビング」兼「避難時の一時待機場所」に
→ 電気が止まっても日中は自然光で過ごせる安心空間に。

 

このように、“平時”と“非常時”をスムーズに切り替えられる空間設計は、軽井沢の別荘において非常に有効です。

 

■ 4. 冬のリスクに備える「間取り+設備」の相乗効果

軽井沢の冬は想像以上に厳しく、水道凍結や雪による孤立、停電などが起こることもあります。
そのため、間取りだけでなく、設備と連動した設計が防災につながります。

 

・水回りは日当たりの良い場所に配置し、凍結防止ヒーターを組み込む

 

・ストーブや暖炉は間取りの中心に置き、周囲に火の通り道を遮らない構造に

 

・屋根からの落雪を考慮し、人がよく通る場所を避けて配置する(玄関や勝手口)

 

これらは「生活の不便さを減らす」という意味でも重要ですが、非常時でも自力で数日過ごせる設計という意味でも価値があります。

 

■ 5. スマートホーム機能との連携で“見えない安心”を

災害は「その場にいるとき」だけでなく、不在時に起こる可能性も大いにあります。
軽井沢の別荘では長期間空けることも多いため、遠隔で安全を確認できる仕組みは今や必須とも言えます。

 

・スマートセンサーで温度・湿度・停電状況を把握

 

・外出先から間取り内の各部屋の状態をチェックできるカメラ

 

・異常があれば通知が届く仕組みを備えた玄関ドアや窓

 

これらを組み込んだ間取り設計は、安心感をさらに一段階引き上げてくれます。

 

「災害に強い間取り」は、決して“ゴツゴツした防災住宅”を意味するものではありません。
軽井沢の美しい自然や静けさを味わいながら、いざというときも家族を守れる空間設計こそが、今求められている“本当に強い家”です。

 

快適で、洗練されていて、それでいて安心できる――。
そんな別荘を目指して、あなたの理想と暮らし方に合わせた間取りアイデアを取り入れてみてください。

 

 

第4章:防災と快適性を両立した間取りにするために、今からできること

災害に強い家をつくることは、「もしもの備え」であると同時に、家族の安心や日常の快適性を守るための重要な選択です。特に、軽井沢のような自然に囲まれた別荘地では、リラックスできる開放的な空間と、災害時にも安心できる構造の“いいとこ取り”の家づくりが求められます。

 

では実際に、これから間取りを考えるにあたって、どんな準備や工夫をしておくと良いのでしょうか?
ここでは、防災と快適性を両立させるために、今から始められる3つのアクションをご紹介します。

 

■ 1. 設計士に伝えたい「3つの視点」を明確にする

間取りを考えるとき、多くの人は「リビングを広くしたい」「窓からの眺めを良くしたい」など、空間の雰囲気やデザイン性に意識が向きがちです。もちろんそれも大切ですが、防災を考慮するなら、設計段階で以下の3つの視点を設計士に伝えることをおすすめします。

 

◆① 避難動線を重視したい

→ どこからでも素早く外に出られる構造にしてほしい

 

◆② 災害時にも使えるストック・スペースがほしい

→ 備蓄、非常時トイレ、発電設備のスペース確保

 

◆③ 冬のトラブルにも強い設計にしてほしい

→ 凍結対策・暖房計画・断熱性への配慮

 

この3つを設計初期段階から伝えることで、デザインと防災を同時に叶える間取りが現実的になります。

 

■ 2. 「使いやすい=備えやすい」動線をつくる

防災対策は、備えるだけで終わってはいけません。いざという時に使える・動ける・取り出せることが重要です。
そこで、間取り設計時に意識したいのが、「普段使い」と「非常時の動き」が重なるような動線設計です。

 

たとえば、

・備蓄はキッチンパントリーの一角に → 食品と一緒に管理しやすい

 

・非常用トイレやラジオは玄関横の収納に → 避難時にも持ち出しやすい

 

・ストーブ・薪・断熱材はリビング周辺に → 普段から使いながら備える

 

こうすることで、防災が“日常の中に溶け込む”ため、わざわざ構えなくても安心感が得られる暮らしに近づきます。

 

■ 3. 失敗しないための「生活シミュレーション」をしてみる

軽井沢の別荘を災害に強く、かつ快適な場所にするためには、間取りを「絵」で見るだけでなく、実際の生活を頭の中でシミュレーションすることがとても有効です。

 

◆考えてみたいシーンの例:

・夜中に地震が来たとき、寝室から玄関までどうやって避難する?

 

・台風が直撃し、停電した状態で2日間過ごすとしたら、どの部屋にこもる?

 

・冬の寒波で水道が凍ったら、お風呂・トイレ・洗面はどうする?

 

・家族がそれぞれ別の部屋にいるとき、声をかけ合える距離感は保てている?

 

こうしたリアルな状況を想定してみると、「あ、ここに収納が必要かも」「この部屋、もっと近くにした方が安心だな」といった間取り上の改善点が自然と見えてきます。

 

■ 防災を「特別なこと」にしない家づくりを

多くの人が、防災を“非日常”のためのものと捉えがちですが、実際には「快適に暮らすこと」そのものが防災につながっていることも多いのです。

 

・家事動線がスムーズ → 非常時も負担が少ない

 

・コンパクトな空間 → エネルギー効率が良く、停電時にも寒さに強い

 

・日差しが入る部屋 → 電気が止まっても明るく過ごせる

 

つまり、日々の暮らしやすさを丁寧に設計することが、自然と防災力の高い家につながるということです。

 

■ まとめ:安心して軽井沢ライフを楽しむために

軽井沢の別荘は、非日常を楽しむ贅沢な場所であると同時に、家族や大切な人と安心して過ごせる空間であってほしいものです。

「災害に強い間取り」とは、ただ頑丈で備えがある家ではなく、使いやすくて、居心地が良くて、そして“いざというときにも慌てない設計”であることがポイントです。

 

そのために、設計の初期段階からしっかりと防災視点を取り入れ、自分たちの暮らし方に合った安全設計をしていくことが、後悔しない家づくりへの近道です。

 

さあ、安心と快適を両立した軽井沢の別荘づくりを、今日から少しずつ始めてみませんか?

 

 

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